ISO 10844 Tracks: Specifications

仕様

ISO 10844音響 - 自動車およびタイヤの騒音を測定するための試験用路面の仕様

御社が自動車会社、タイヤ製造会社、試験走路の所有者で、車両またはタイヤの車外騒音測定に関わっている場合、ISO 10844規格に精通していることが必要です。一般車両の走行騒音試験(ISO 362、ISO 13325など)は、ISO 10844に準拠した試験走路で実施されなければなりません。車外騒音測定は、試験走路の特性に大きく影響されます。特にタイヤによる騒音は舗装の表層テクスチャに大きく左右されます。車両からの音の伝播の仕方は、路面の形状、平坦度、吸音性により変わります。ISO 10844規格の目的は、異なる試験場所で実施される車両の騒音値の差異を最小にするような形で騒音試験用路面の基準を定めることです。

ISO 10844:2014が規定するものは、車両・タイヤまたは路面から出る騒音を測定するための試験用路面の特性です。

  • 舗装の配合
    • バラ材(骨材)の最大サイズ
    • ふるいの粒度曲線(等級または現場配合)
    • 摩耗層の厚さ
  • ジオメトリ
    • サイズおよび形状
    • 大型反射部材の近接度
    • 縦断勾配および横断勾配
  • 表層の性質
    • 表層の不整(くぼみや隆起)
    • 表層テクスチャ(平均プロファイル深さまたはMPD)
    • 吸音率

以下のいずれかの基準に従って自動車やタイヤの試験を実施する場合は、試験を行なうコースはISO 10844に準拠している必要があります。

  • UN ECE(国連欧州経済委員会)規則
    • UN ECE R9、騒音に係る車両区分L2、L4、およびL5の自動車認可に関する統一規定
    • UN ECE R41、騒音に係るモーターサイクル認可に関する統一規定
    • UN ECE R51、4輪以上の自動車の音の発生に関する認可にかかわる統一規定
    • UN ECE R63、騒音に係る二輪原付自転車認可に関する統一規定
    • UN ECE R117、タイヤ車外騒音および/またはウェット路面上での摩擦力および/または転がり抵抗に係るタイヤ認可に関する統一規定
    • UN ECE R138、可聴度の低減に係る静音性車両(QRTV)認可に関する統一規定

 

  • ISO規格
    • ISO 362、車両が一般道で加速時に発生させる騒音の測定
    • ISO 362-1、車両が一般道で加速時に発生させる騒音の測定 - 工学的方法 - 第1部:車両区分MおよびN
    • ISO 362-2、車両が一般道で加速時に発生させる騒音の測定 - 工学的方法 - 第2部:車両区分L
    • ISO 362-3、車両が一般道で加速時に発生させる騒音の測定 - 工学的方法 - 第3部:車両区分MおよびNの屋内試験
    • ISO 5130、定置走行車両が発生させる音圧レベルの測定
    • ISO 13325、タイヤ - タイヤ/路面騒音を測定するための惰行試験方法
    • ISO 16254、車両区分MおよびNの自動車が定置時および低速走行時に発生させる騒音の測定

 

  • SAE規格
    • SAE J336、トラックキャブ内の騒音レベル
    • SAE J366、大型トラックおよびバスの車外騒音レベル
    • SAE J986、乗用車および小型トラックの車外騒音
    • SAE J1470、車両がハイウェイで加速時に発生させる騒音の測定
    • SAE J2805、車両が一般道で加速時に発生させる騒音の測定
    • SAE J2889、一般道走行中の車両が発生させる最小音の測定

 

  • 日本 TRIAS 
    • 日本 TRIAS 09 – R117、 タイヤの車外騒音・ウェット路面上での摩擦力・転がり抵抗に係る試験(協定規則第117号)
    • 日本 TRIAS 30 – J038、 近接排気騒音試験
    • 日本 TRIAS 30 – J039、 定常走行騒音試験
    • 日本 TRIAS 30 – J040、 加速走行騒音試験
    • 日本 TRIAS 30 – R041、 二輪自動車の騒音試験(協定規則第41号)
    • 日本 TRIAS 30 – R051、 四輪自動車の車外騒音基準に係る試験(協定規則第51号)
    • 日本 TRIAS 43(7) – R138、 車両接近通報装置試験(協定規則第138号)

 

 

ISO 10844で規格適合性を評価する時、以下の試験基準が使用されます。

  • ISO 13472-2, 路面の吸音率の現場測定 - 第2部:反射面のためのスポット法
  • ISO 13473-1, 路面プロファイルの使用による路面テクスチャの特性評価 - 第1部:平均プロファイル深さの判断
  • ISO 13473-3, 路面プロファイルの使用による路面テクスチャの特性評価 - 第3部:プロフィロメータの仕様および分類
  • ISO/TS 13473-4, 路面プロファイルの使用による路面テクスチャの特性評価 - 第4部:路面プロファイルのスペクトル分析
  • CEN EN 13036-1, 道路および航空機離着陸場の表層の特性 - 試験方法 - 第1部:容積パッチ法を用いた舗装路面のマクロテクスチャ深さの測定
  • CEN EN13036-7, 道路および航空機離着陸場の表層の特性 - 試験方法 - 第7部:舗装コースの凹凸測定:ストレートエッジテスト

以前のISO 10844で認可されている路面の型式承認/ホモロゲーションのための合法試験を実施する最終日は以下の通りです:

  • UNECE R117については2019年2月13日
  • UNECE R51については2019年6月30日
  • UNECE R138については2019年6月30日
  • UNECE R9については2021年1月19日
  • UNECE R41については2021年1月19日
  • UNECE R63については2021年1月19日

上記日付以降はISO 10844:2014への準拠が必要となります。

パスバイ騒音試験用路面に関するISO 10844の最新版には数多くの要件が記されており、中には紛らわしいものもあります。当社のISO 10844規格適合性試験サービスは、プロファイル法を用いたマクロテクスチャのMPD、インピーダンス管法を用いた吸音率を含むすべての測定を実施することができます。また、パスバイ騒音試験用路面の新設または修復のための設計および仕様のお手伝いも提供し、ISO基準非準拠のリスクを最小限に抑えます。

精度試験用路面と性能試験場の優れた舗装設計、仕様、評価および認可

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